もっと奥へ もっと遠くへ

2017年
3/21(火) 一休さん

『一休さん』
懐かしいですね。
と思ったあなた様は私と同世代でしょうか(笑)

知恵と勇気と思いやり。
どんな時も一休さんのように生きれるよう。
自分の良心を信じれるよう。
今日も明るく顔晴って(がんばって)いきましょう♪
3/4(土) はらからライブ後記

今日はゆったりと平常心を心がけて書いてみようかな。

3.11の震災から6年が経とうとしています。
福島の問題は少しずつ改善されたこともあれば
未だに難しいことや、また新たな問題が出てきたり。
私は毎年のように福島の現状を学びながら
いろいろと考えさせられております。
福島への応援や支援のあり方も難しいなぁって思う。
福島の抱えている問題は、それぞれの立場からの問題が
複雑に絡み合っているからです。

例えば、(これは様々な問題のほんの一部ですが)
福島県内で子育てをされているお母さん方の中には
少しでも安心安全なものを子供に食べさせたい。
心と身体のリフレッシュをさせるために保養もさせたい。
空間線量が落ち着いてきたとはいえ
場所によっては除染が難しい所もあるし
子供の将来に関しても不安が拭えない。
だからこそ、たくさんの方々に現状を知って頂き
これからも福島への関心や支援が続いてほしい。
という切なる思いの中、日々をがんばっていらっしゃる。

一方、県外などに移られたお母さん方は、
福島の子供たちへのイジメ問題、偏見の目などもあって、
もう静かに暮らしたい、福島のことはそっとしておいてほしい。
という切なる思い。
自分たちが福島出身だということも隠しながら
日々を暮らされている方々もいるのです。
自主避難の方々は十分な補助金もなく。
就職難や生活苦、そんな中でがんばっていらっしゃる。

どちらも好き好んでそんな生活を選択しているわけではないのです。
できることならば、また福島で以前と同じように生活したい。
その思いは、福島の方々が思う共通の、無言の心だと思います。

ライブでも、ここでもそうだけれど、
片方に寄り添い言葉を発すれば、片方の立場を悪くするのではないか。
言いたくても、いろんなことを考えると言えなくなることとか。
私はいつの頃からか、その複雑な思いの中で
福島の現状を伝えることすら出来なくなっていました。
その様々な思いに寄り添って歌うだけで精一杯というか。
時々、チャリティーライブがしんどくなるというか。

あ、もちろんライブは楽しいよ。
音楽は本来、ただ音を楽しむものだからね。
まずは目の前にいる方々を楽しませたい。元気にしたい。
参加して下さる皆さんだって、今を懸命に生きている方々だから。
ご病気を抱えながらも毎年のように参加して下さる方々。
ご家族のこと、お仕事のこと、それぞれの心配や悩みや苦労。
みんなみんながんばってる方々ばかり。
そんな状態の中でもチャリティーに参加して下さる。
今が順調な人もね、本当に感謝してる。
時には重たい話になることも分かってて、それでも来てくれる。
少しでも支援の協力できればって、その気持ちが本当に有り難い。

だから私は、私達のチャリティーライブは尊いと思ってる。
みんなの善意によって続けられているチャリティーライブ。
ただ、私は福山竜一さんの苦悩がすごく分かるんだよ。
「ほんとはチャリテーなんかしたくない」
「ほんとはチャリティーライブなんて無い方がよい」
これは当たり前のことだと私は思う。
私達はいつか福島の方々と一緒に心から笑える日を。
チャリティーなんて必要なくなる日を目差してる。
福島の問題も心配もなくなり、ただただ音楽を楽しむ。
福島の方々も一緒に心から笑って音楽を楽しむ。
そんな日が来ることを心から願ってる。

長い道のりになることも最初から分かってる。
福島の難しい問題は山ほどあって
福山さんはそれを伝えようといつも必死だった。
それはね、一番最初に福山さんと私は託されたからなんだよ。
福島に二人で足を運んだ時、福島の方々から託された思い。
「このどうにもならない福島の現状を伝えてほしい」
それは、福島の方々の心の叫びというか、
この理不尽な状況をなんとかしてくれ〜っていう福島の悲しみ。
福山さんと私はそれを重く受け止めた。
私達なりに、小さくても良いからライブで伝えていこうって。
心を明るく前向きに、チャリティーやってきた。
福山さんはその後も何度も福島に足を運び、福島の方々と接して
誰よりも深く福島の方々の心を理解していると思う。
だからこその苦悩というか。

最初の頃は私も、福山さんのお手伝いをしていたんだけど
今は全部、福山さんが仕切ってやってくださっている。
たぶん、それは責任もあるし、それこそ大変なことだと思う。
福山さんしんどいんじゃないかなって思う時もあったし。
じゃあ誰か代わりにって考えた時、え?私?
いやいやいや、無理〜無理無理!って思うわけです^^;
実際、私はそんな器はないし。
なんだかんだで結局、いつも福山さんに甘えてるんだよね。
だから、福山さんが来年どうするのか…
『はらからの歌声vol.7やりまーす♪』
って変わらず明るくやっちゃうのか(笑)
はたまた形を変えてやるのか、それは私には分からないけれど。
とにかく福山竜一さん、今年もありがとうございました!
みんなそれぞれが福島のことをちゃんと考えているからこその
心の通ったチャリティーなんだと、本当にそう思います。
みんなみんな、ありがとうございました!
来年また無理なく楽しみながらやれるといいな。

今日は話がまとまってないかもしれないけど、すみません。
m(__)m



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